こだわり

登録商標 霧下そば粉

~心を込めて挽いています~

「霧下そば」への思い

その名の発祥は、朝霧が立ち込める信濃・越後の妙高山麓。
初代、田光五郎右衛門が米穀商のかたわら、そば粉を賃挽したのが始まりです。

その後二代目、小四郎は江戸の寄宿先で見覚えた江戸前そば屋を始めたが、雪国のため、つなぎにする小麦粉の入手が困難。「何とか蕎麦粉だけで打てる方法はないものか」と製粉に工夫を凝らし、純そばきりを成功させたのが広まりました。

五代目、圧作は京都で行われた内国勧業博覧会に交通の不便を押してこのそば粉を出品、有効三等褒賞状賞牌を拝受。
六代目、和民が静岡県「安田屋」先代との談話中に発された「霧下そば」という言葉を商標登録。昭和28年に現在の東京すみだへ拠点を移し現在にいたります。

先代の「霧下そば」への熱い思いを、社員一丸となって今に受け継いでおります。

匠のそば粉

こまめな調整や目立てはもちろん、蕎麦の持つ風味を最大限に引き出すその技術は業界屈指と言われています。

一般的なそば粉よりも、硬い甘皮の部分まで時間をかけてしっかりと挽き込んでいるため、麺はボソつき感がなく、ほんのり甘みが出るのが特徴。
手でギュッと握ってみると写真のように固まるのが、よく挽けていて、つながりやすいそば粉の証拠です。最上級の「地粉」では指紋の跡までわかるほどしっとりと挽いています。

また社員の大半がそば打ちを習得。手作りの生蕎麦(冷凍麺)を商品化したことにより、そば粉の良し悪しを常に肌で感じながら製造しています。

原料産地と品種

北海道から九州まで日本全国の産地、および海外からもその年・時期に最も良質な材料を厳選して入荷。
年間を通して安定したおいしさを保つため、複数の産地をブレンドすることもあります。

【主な産地と品種】
北海道:キタワセ
東北(白神山地=秋田・青森など):階上早生、キタワセ
北関東(茨城・栃木など):ひたち秋そば
九州(鹿児島など):さちいずみ、春のいぶき
北米(ワシントン州):キタワセ、マンカン、グリーンテスタ
内モンゴル:在来種

伝統と革新

創業250年以上、長きに渡り伝統的な蕎麦文化を継承する老舗のお蕎麦屋さんからも絶大な信頼をいただいております。
その一方で時代の変化に即したアイデアも柔軟に取り入れ、革新的なそば粉のレシピや蕎麦の食しかたなどを提唱。

エンタメ業界やご当地キャラクター、ラーメン店、酒蔵、保護猫活動支援など異業種とのコラボも積極的に行っており、これまでそばに興味の薄かった方々にも関心を持っていただきたく、そば業界全体を盛り上げたいという思いで日々励んでいます。

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