北海道では7月初旬に日本海より北部地域を中心に大雨が観測されました。深川市と沼田町の雨竜川、旭川市の石狩川が氾濫する等、大きな被害をもたらしました。特に上川・留萌・空知管内は田畑が冠水する等の被害が報告されました。
さらに6月中旬から7月中旬にかけて継続的に雨が降り続いた為、根腐れをおこしたり、茎が赤くなり生育が止まる水焼けになる等の生育不良が報告されております。又、開花時期の7月下旬の高温で受粉の媒体である昆虫の動きが少ないとの報告もありました。
8月末に一部早狩りのものも出荷されましたが、かなりの高値でした。
それに加えて9月6日の地震の影響で精選工場・物流なども滞り、刈り取りの時期を逃してしまった畑も多く見られました。9月中旬現在ほとんど出物がなく、昨年の倍近くの価格で取引されている状況です。
当社では北海道産の新そば入荷は10月中頃を予定しておりますが、今年の北海道は例年にない収量減が予測されています。